子どもと日々、ファンタジーを生きる |
ますます面白い存在になってきました。下の男の子は山幸彦タイプ。
仮面ライダーも好きだけど、野山での虫とり、
採集にかけては目の色が変わり、野生の血が騒ぐようです。
最近では、神社などの彫刻などにも興味を示し、
神話や伝説について少し話すと細かいことなどもどんどん質問してくる。
上の女の子は海のヴィーナスを地で生きているような存在です。
当然、水辺が大好きで、水に浸かること、泳ぐことが好き。
活発な子で体を動かすことも好き、お話の世界をこよなく愛しているようです。
先日の高千穂旅行では大きな神社の樹齢何百年という樹木を
皆で手をつなぎぐるりと囲んで瞑想をしました。
日本の神様のふるさとだよと話すと、
娘はそれについての本が読みたいと云ってきました。
最近は「ローレル子どもの庭」で先生と綴った旧約聖書の物語などに
興味を示したり、私の部屋の画集を手にとり、何故キリストは磷付にあったの?
という質問をしてきたり、どのように伝えるのが伝わりやすいかなと
考えさせられるところも多々あります。
ただシンプルに、いいとか悪いとかいう意見を入れずに
ありのままを伝えるように心がけています。
わからないことはわからないと伝えますし。
お母さんはこう思うけど、パパはこう思ってるよとか…。
幼児期を経て、少し大きくなった視点で、世界を見つめる眼差しが
愛おしくもあり、たくましくもあります。
このところ、どんな本や、映画(DVD)などを見せるといいかなあと思い、
こういうことで思いを巡らせるのは大好きなのでいろいろと楽しんでいます。
娘はアトランティスを思わせる世界、動物に姿を変えられるシェイプシフトの
物語などにひかれ、ナルニア国物語やネバーエンディングストーリーなどが好きなよう。息子は宇宙モノが好きなようです。
でも3次元に弱い私たちは(笑)宇宙の映画やアニメで良作をあまり
知らないので、誰か教えて!と会う人会う人におすすめを聞いています。
リーディングアートでおなじみのなみちゃんにおすすめDVDを聞いて今、
家族で週末に楽しんでみています。
私や主人も子どもの頃に見たり、読んだりしたものはずっと心に残っていて、
イマジネーションの世界を刺激し続けているものです。
子どもたちが縁会って出会うものは、子どもが惹かれるものは、
子どもたちのルーツに関係があるものにちがいありません。
私たち大人がメルヘンや神話の世界観をリアルな世界に生き生きと解き放つことができると、子どもたちはもっと高い次元の叡智に出会う機会をたくさん得られるのではないでしょうか。
子どもが撮る風景の写真にはかなり不思議な光がうつっていたりします。
子どもたちのポジティブな光は、
私たちの旅や日々を奇跡的に明るくしてくれます。
子どもの存在自体がファンタジーそのものですね。
メルヘンや伝説は、
人間が生まれでたときに
人生遍歴に備えて故郷から授けられる
善き天使である。
それは人生の遍歴を通じて
人間の忠実な伴侶である。
そして、
それが人間につきそうことによって
人生は
真に内的に生き生きとしたメルヘンとなることができる。
R•シュタイナー(メルヘン論より)