参考資料 紀氏の荘園・姓(国別 )(13) |
紀氏の荘園・姓(国別 )(13)
・紀伊国
-紀元前ー770 中国夏王朝(姫「き」氏)の末裔太伯呉を起こす
-紀元前ー445 夏末裔杞国滅び北上す、半島に杞人移住
・後裔に日本の紀氏?
①紀国造 神魂尊裔
・紀国は又木国ともある、後世は紀伊国と云う
・国造本紀(神武朝)に天道根命為紀伊国造、即紀河瀬直祖
・紀伊国造 橿原朝御世、神皇産霊命五世孫天道根命定賜国造と見える
・紀氏はすぐれた航海技術をもって海上に進出
・系図は別に記載
・紀は、また記、城等にも適用、中世以来、その韻をそえて紀伊に作る。
それ故、城井、基肄、紀伊等にも適用、またノの字をつけて、紀野に作る。
・紀氏は古代からの大姓で、その分流の多いことは、源平藤の三姓につぎ、
橘姓に匹敵する。のちに紀氏の殆どが、紀朝臣といい、
・武内宿禰の後裔と称しているが、実際には数流ある。
・また、紀氏は平氏や藤原氏が盛んなときは、これと交流して紀平、
紀藤(記藤)等の氏を生じ、
・さらに橘姓は中世音読してキッと言ったので、紀氏と紛れたりした。
・これ等の現象は平安末期におこり、當時の文書や軍記にすでに見られる。
・紀伊国は古くは木国と云い、また紀国に作る。
・常陸の木国も紀国とも記す。
・その他、山城国紀伊郡紀伊郷、
・肥前国に杵肄国のち杵肄郡杵肄郷
・筑前に記夷城があるが、みな古くはキである。
・魏志東夷傅には鬼国と見える
・紀の国の豪族の紀氏は「記紀」の時代には「キノウジ」
・渡来系の難波吉士(ナニワノキシ)、日鷹吉士(ヒタカノキシ)